第11回評価・診断に関するシンポジウム

12月10日〜12月11日に川崎市産業振興会館にて開催された日本機械学会の評価・診断に関するシンポジウムに参加してきました。今回は、1日目に学生2名、2日目に自分が発表でしたが、1日目は夜間の授業担当があったため参加せず、1日目深夜に川崎入りして、2日目朝からの参加でした。(続きあり)

自分が発表したネタは非線形振動子による広帯域振動発電の研究。このシンポジウムはシングルセッションで15分の口頭発表セッションの後、30分の ポスター発表があるというちょっと変わった構成なのですが、やはり振動発電への興味・期待は大きいようで、ポスターセッションでは熱心に話を聞いていただきました。ただ、これでこのテーマについての発表は高松での第9回から数えて3回目、それにしてはいまいち内容が進歩していないような。(もちろん解析はより詳細になっていますが。)やはり試作機を作って実データを示す必要があります。この分野は進歩が速く、MEMSチップ化したものが各社からサンプル出荷・販売されています。うかうかしていると置いて行かれますね。

 

その他、目に付いたトピックとしては企業サイドの取り組み事例などが参考になりました。風力発電タービンが状態監視を必要としていること、新日鉄住金から製鉄所クレーンの劣化管理について、など。

 

2名の学生もそれぞれ頑張っていたようです。発表に使ったポスターは研究室前の廊下に展示しますので、興味がありましたらご覧ください。今回も写真はなし。