英語について

研究を行う上ではいろいろな文献を読む必要があります。当たり前のように英語です。ところが、英語の文献を渡すとしかめっ面になり「無理無理無理」的リア クションをとったり、最初からGoogle翻訳に頼ったりする学生が多いのです。おそらく「私は英語はダメですから…」と端から諦めているのでしょう。

 

しかしよく考えてください。皆さんが就職しエンジニアとして働くとき、商売相手は誰でしょう。それ以前に就職や就職後の配属争いで皆さんの競争相手になるのは誰ですか。今の世を技術者としてサヴァイヴしようとする以上、どう理屈をこねようが共通言語である英語が必須であるのは紛れもない事実です。不幸なことに日本の英語教育は壊滅的で 10年の教育を受けてもまともに英語に操ることが出来ない人が殆どです。(私は今の日本の地位低下の一因は英語教育の失敗にあると思っています。)でもそのことの問題に早く気付いた人は既に努力を始めているでしょう。英語などというたかが言語能力で最初から差が付くのは悔しくありませんか?ですから「英語無理」という人はまず心理的障壁を意識的に取り除くところから始めてください。

 

そのためにも出来るだけ早期に自分の能力を見つめてください。TOEICを受けてみることをお勧めします。もちろん、英語学習=TOEICの点数を上げる、ではありませんが、目安にはなります。そして逃げずに努力していただきたいと思います。英語能力では会話能力が重視されがちですが、むしろリーディングとライティングはごまかしが利かない分能力の差が如実に出ます。研究活動の中で苦労しながらも沢山の文献を読んだり文章を書いたりすることはこれらの力を確実に引き上げるでしょう。米国の大学に短期留学する機会も巡ってくるかもしれません。(これまでは二年に一度くらいの頻度で学生を送っています。)チャンスを逃してはいけません。

 

皆さんの努力を期待しています。

増田 新

京都工芸繊維大学

大学 機械工学系・教授・ものづくり教育研究センター兼務

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